【63%が減少と回答】コロナ禍における、人材紹介会社への求人数の影響とは?

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新型コロナウイルス感染症が猛威をふるい、今もなお、予断を許さない状態が続いております。

この未曾有の状況下で、同業他社は影響を受けているのか、もしくは変わらずに人材紹介を行えているのか、ご不安に思われている方も多いのではないでしょうか?

人材紹介応援ブログを運営するクラウドエージェントでは、コロナ禍における人材紹介事業者の実態について第3回目の調査を実施しました。本記事では、新型コロナウイルス感染症が与えた求人数への影響についてご報告いたします。

※本アンケートは、人材紹介応援ブログを運営しているクラウドエージェントが、2021年1月~2月の92名の人材紹介会社を対象に、在宅リモート環境下における人材紹介業務の実態調査を実施した結果の一部を公開しております。

第1回目は2020年4月、第2回目は2020年9月に調査を実施しています。

 

リモートワーク推奨が、RA業務に影響している人材紹介会社は約24%

政府からリモートワーク推奨が発表され、対面での商談に制限が生じています。リモートワークを余儀なくされている、このコロナ禍の環境下で、人材紹介会社はビフォーコロナ同様、RA業務を継続できているのでしょうか?

中小規模を中心とした人材紹介会社92名にアンケート調査をしたところ、リモートワークの環境下でRA業務が問題なく実施できている人材紹介会社は、29.3%にとどまりました。

一方、RA業務が実施できておらず、重大な影響を及ぼしている人材紹介会社は5.4%、多少の影響がある人材紹介会社は18.5%と、約24%の人材紹介会社は、コロナ禍のリモートワーク環境が、RA業務に影響していることがわかりました。

リモートワーク推奨が、RA業務に影響している人材紹介会社は約24%
求人企業がリモートワークをしていることで、人事担当者とアポイントの調整ができない方や、商談手法がオンラインになるために新規企業獲得に苦戦されている方、感染症対策のために今はRA業務を休止している人材紹介会社などがいらっしゃいました。

対面で商談ができないことが、求人企業と新規で契約するハードルが高くしたり、定期訪問の頻度が減ることで既存のクライアントとの関係構築ができず、RA業務が継続できていない人材紹介会社がいることが、実態調査の結果でわかりました。

求人に困っている、不安を感じている人材紹介会社は約50%

「現在、求人は十分に保有できていますか?」

ビフォーコロナでは、問題なく新規求人開拓やクライアントから求人依頼をされていた人材紹介会社も、コロナ禍では、スムーズに求人数を抱えることができない状況が続いています。人材紹介会社は、求人を十分に保有できているのでしょうか?
実態調査の結果、求人に困っていないと回答した人材紹介事業者は、48.9%となりました。

一方、求人数に困っている事業者は18.5%、保有している求人に不安を感じている事業者が32.6%と、約50%の人材紹介事業者が、求人数に不安を感じている、という結果になりました。

「現在、求人は十分に保有できていますか?」

63%の人材紹介会社がコロナの影響で求人数が減少

約50%の人材紹介会社が求人数に不安を感じているとの結果になりましたが、求人数は新型コロナウイルス感染症の影響を受けているのでしょうか?

調査の結果、ビフォーコロナ、ウィズコロナで求人数が変わらないと回答した方は28.3%となりました。

一方、求人数が大幅に減少した方は21.7%少し減ったと回答した方41.3%と、63%の人材紹介会社がコロナによって求人数に影響を受けていることがわかりました。

求人数はコロナの影響を受けていますか?

新型コロナウイルス感染症は確実に求人数を減らし、人材紹介の事業に影響を及ぼしていることがわかります。

厚生労働省が発表した、令和2年5月の正社員有効求人倍率は0.9倍と、1.0倍を下回った前月からさらに0.08ポイント下回っており、ここから先しばらくは、求人数は減り求人を探す人材が増える状況が続くことが予想されます。(有効求人倍率の参照はこちら

コロナを乗り越えるために人材紹介会社がすべきこととは?

今回の実態調査で多くの人材紹介会社が、コロナウイルス感染症が求人数の減少に影響を及ぼし、不安を感じていることがわかりました。では、コロナ禍で人材紹介事業を継続させるためには、どのように求人数を増やせばいいのでしょうか?

景気に影響を受けにくい求人に取り組む

人材紹介応援ブログでは、自粛要請や緊急事態宣言の前から、忍び寄る不況の影に人材紹介会社が何を備えるべきか、以下の記事で解説させていただきました。

▼不況の影に人材紹介会社が備えるべき3つのポイントはこちら

 

大量採用ポジションや業務経験不問の求人は、景気が悪化すると真っ先に市場流通数が減少する求人とも言えます。他にも、特定の企業数社とだけ取引をしている場合も、景気によって採用を縮小されると人材紹介事業を安定させることは難しくなるでしょう。

成長を続けている特定の産業は、日本経済全体の景気が下がっても、活発に採用をおこなっています。特定領域に紹介幅を狭めることなく、得意領域を活かしながらあわせて景気の影響を受けにくい求人にも取り組むことで、コロナを乗り切りましょう。

求人データベースを活用する

次に、積極的に求人開拓ができず、求人数に不安に感じている人材紹介会社は、外部のデータベースを活用するのも有効です。求人データベースとは、人材紹介会社向けに求人を提供しているサービスで、業種・職種に偏りなく数千件の求人をすぐに活用できます。そのため求人開拓を積極できないコロナ禍でも、求人開拓に工数や人件費を割けられない中小の人材紹介会社にとってもメリットの高いデータベースとなっています。

人材紹介会社応援ブログを運営しているクラウドエージェントは、求人数No.1、導入実績No.1の求人データベースです。求人数に不安を感じている・取り組む領域の幅を広げたいとお考えの人材紹介会社様はお気軽にお問い合わせください。

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※本記事の調査について
調査名:在宅リモート環境下における人材紹介業務の実態調査 2021.01
調査期間:2021年1月22日(金)〜2021年2月12日(水)
調査内容:新型コロナウイルス感染症が人材紹介事業者のリモートワークでの業務遂行に与えた影響について

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片岡良彰

大手人材企業にて、人材紹介と求人広告の営業に従事、その後人材ベンチャー企業で新卒紹介・中途紹介の両面コンサルタントを経験。
得意業界は機械系・人材系。

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