本日は人材紹介事業と派遣事業、両立のお話です。
先日、派遣事業を主に行っているが、今後は人材紹介事業をメインで事業計画をしている人材紹介会社様より以下のような相談を受けました。
「人材紹介事業と派遣事業は同じメンバーで運営しているのだが、メンバーは派遣事業ばかり取り組んでしまう。何か打開策はないか? 」
実は、派遣事業と紹介事業を同じメンバーで行っていて成功している人材紹介会社様はほとんどいないのが現状です。
理由はシンプルで、派遣業と紹介業、非常に似ているようですが、業務内容がまったく異なるためです。
求人企業が求めるスキルは派遣社員より正社員の方が高い
求人企業が派遣社員を雇用したいと考えた時、一時的な人員補充が目的となることが多いため、あまり高いスキルを要求しないことがほとんどです。
(もちろん、高いスキルを持つ派遣社員を募集する企業様もいらっしゃいます)
しかし、正社員雇用には一定以上スキルの方や、ポテンシャルを感じる方など、企業様の要求が広範囲に及びます。
そのため、派遣社員と正社員に関しては、集客における母集団形成に大きな違いが出てくるのです。
売上管理やアクションも、人材紹介事業と派遣事業で大きく異なる
派遣社員が入社した時、求人企業は人材紹介会社に対し、契約に応じた金額を毎月支払います。
そのため、人材紹介会社は入社した派遣社員に対し、いかにその企業での業務を継続してもらうかという派遣社員のフォロー業務が売り上げを安定させる為に重要となります。
しかし人材紹介事業では、求人企業は転職者の入社時に紹介手数料を一括で支払うのが基本です。つまり、人材紹介事業は転職者の入社までが勝負となります。
求人企業との紹介手数料の交渉にはじまり、人材サーチ、マッチング、面接調整、年収の交渉など、入社に至るまで、たくさんのプロセスを経なければならないのです。この比重をかける部分が全く違う業務を同じメンバーで行うのは非常に難しいということです。
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いかがでしたか?
派遣事業と人材紹介事業は全く違うものだという認識をもち、事業立ち上げを行うことが、人材紹介事業成功への近道です。
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