それでも理由が返ってこない場合は、聞き方ではなく「人事と直接やりとりできない環境」が原因のことがあります。その場合は、求人の取り方を見直すことも有効です。
この記事でわかること
- 人事が不通過理由を教えてくれない4つの理由
- 推薦前の準備と、そのまま使える問い合わせ文面のテンプレート
- もらったフィードバックを次の推薦に活かす方法
なぜ書類選考の不通過理由は返ってこないのか?
人事が不通過理由を伝えないのは、多くの場合「答える手間」「トラブルへの不安」「判断した人と連絡窓口が違う」のいずれかが原因です。企業に回答の義務はないため、答えやすい状況をこちらでつくる必要があります。
- 答える手間がかかる:人事は多くの応募を同時に見ています。理由を一から文章にする時間はとりにくいものです。
- トラブルを避けたい:理由を伝えると、候補者から反論や問い合わせが来るのではと心配する企業があります。
- 判断したのが人事ではない:書類を見て判断したのが現場の部署で、人事も詳しい理由を知らないことがあります。
- 間に人が入っている:求人データベースなどを経由すると、紹介会社と人事の間に別の担当者が入ります。その結果、「総合的な判断により」といった定型の回答になりがちです。
1〜3は聞き方の工夫で改善できます。4は聞き方だけでは変えにくいため、フィードバックが返ってこない環境の章で対処法を説明します。
推薦する前に何を準備すれば、フィードバックをもらいやすくなる?
フィードバックは、不通過になってから頼むより、推薦するときに頼んでおくほうが返ってきやすくなります。人事が「この紹介会社には理由を返すもの」と最初から認識できるためです。
- 求人の判断基準を先に確認する:必須条件・歓迎条件に加えて、「この経歴だと難しい」というNG条件を推薦前に人事に確認します。不通過理由の多くは、ここで防げます。
- 推薦文で懸念点にも触れる:強みだけでなく、「転職回数が多い点は、〇〇の理由によるもの」のように懸念点と補足を書きます。人事が判断の理由を言葉にしやすくなります。
- 推薦時にフィードバックをお願いする:推薦の連絡に一文添えます。
「次の推薦を良くするため」という目的を伝えると、人事にとっても答えるメリットがはっきりします。
人事に不通過理由を聞くときのタイミングと文面は?
不通過理由は、結果連絡を受けた当日〜翌営業日に、お礼から始めて、選択肢で答えられる短い文面で聞きます。人事の記憶が新しいうちに、答える手間を最小にすることがポイントです。
- 当日〜翌営業日に聞く:日がたつと、人事も判断の細部を思い出しにくくなります。
- お礼から始める:選考に時間を割いてもらったことへの感謝を先に伝えます。
- 目的を伝える:「次の推薦の精度を上げるため」と書き、結果への不満ではないことを示します。
- 選択肢で聞く:自由記述ではなく、当てはまるものを選ぶだけで答えられる形にします。
- 逃げ道を用意する:「お忙しければご返信は不要です」と添え、答えない選択肢も残します。
そのまま使える問い合わせ文面
避けたい聞き方
- 結果に異議を唱える:「なぜこの経歴で落ちたのか」のような聞き方は、次の推薦の機会を減らします。
- 何度も催促する:返信がなければ一度で止め、次の推薦のときに改めて関係をつくります。
- 候補者の不満をそのまま伝える:候補者の感情は紹介会社が受け止め、人事には事実だけを確認します。
返ってきたフィードバックはどう活かせばいい?
フィードバックは「候補者への伝え方」「求人ごとの記録」「人事へのお礼」の3つに使うと、次の推薦の通過率と人事との関係の両方が良くなります。
- 候補者には前向きな言葉に言い換えて伝える:「経験が足りない」は「〇〇の経験がある求人のほうが評価されやすい」のように、次の行動につながる形にします。人事の言葉をそのまま伝えるのは避けます。
- 求人ごとに記録する:不通過理由を求人ごとに残すと、その企業の本当の判断基準が見えてきます。同じ理由が2〜3回続いたら、求人票に書かれていない条件があると考え、人事に確認します。
- お礼を伝える:返信をもらったら、短くてもお礼を返します。「教えたことが役に立った」と伝わると、次も答えてもらいやすくなります。
記録は、次のような簡単な表で十分です。
| 求人 | 推薦日 | 不通過理由 | 次の推薦で変えること |
|---|---|---|---|
| A社 法人営業 | 10/3 | 3(希望年収が上限超え) | 年収の上限を推薦前に確認する |
| A社 法人営業 | 10/17 | 1(新規開拓の経験不足) | 新規開拓の経験を推薦文の冒頭に書く |
| B社 経理 | 10/20 | 2(在籍1年未満が2社) | 短期離職の理由を推薦文で補足する |
※表の内容は記入例です。
フィードバックが返ってこない環境では、どうすればいい?
聞き方を工夫しても理由が返ってこない場合は、人事と直接やりとりできる求人を増やすことが根本的な解決になります。間に別の担当者が入る限り、具体的な理由は届きにくいためです。
人事と直接やりとりできると、次のような違いが生まれます。
- 選考の基準が明確になる:人事が書類を見て判断するため、何が評価され、何が足りなかったのかがわかります。
- 具体的な理由を聞ける:定型の回答ではなく、評価したポイントやミスマッチの理由を直接聞けます。
- 採用の温度感がわかる:今どのポジションを急いでいるのか、人事の本音や優先度がわかります。
- 信頼関係が積み上がる:推薦とフィードバックを重ねるほど、人事から頼られる紹介会社になれます。
人事と直接やりとりできる求人データベース「Crowd Agent」
Crowd Agentは、人材紹介会社と採用担当者(人事)が直接コミュニケーションをとれる求人データベースです。推薦後には人事から直接フィードバックが届き、評価ポイントやミスマッチの理由、企業の雰囲気まで知ることができます。進捗によっては電話でのやりとりも可能です。
各求人には、基本情報に加えて、募集背景・選考フロー・ターゲットイメージ・内定者情報・面接対策情報などが掲載されています。推薦前に判断基準をつかめるため、不通過そのものを減らせます。
よくある質問
書類選考の不通過理由を人事に聞いてもいいですか?
はい、聞いても失礼にはあたりません。お礼を伝え、「次の推薦に活かすため」という目的を添えて聞けば、多くの人事は前向きに受け止めます。ただし企業に回答の義務はないため、答えない選択肢も残しておきます。
人事が不通過理由を教えてくれないのはなぜですか?
主な理由は、答える手間、トラブルへの不安、判断したのが現場で人事も詳細を知らないこと、間に別の担当者が入っていることの4つです。
不通過理由はいつ聞けばいいですか?
結果連絡を受けた当日〜翌営業日が目安です。日がたつと、人事も判断の細部を思い出しにくくなります。
どんな文面で聞けば答えてもらいやすいですか?
お礼から始め、目的を伝え、当てはまる理由を番号で選べる短い文面にします。「経験・スキル不足」「転職回数」「条件の不一致」「他の候補者との比較」「その他」の選択肢を用意すると、人事は数秒で答えられます。
候補者に不通過理由をどう伝えればいいですか?
人事の言葉をそのまま伝えず、次の応募で何を変えればよいかがわかる前向きな言葉に言い換えて伝えます。
求人データベース経由の推薦でもフィードバックはもらえますか?
サービスによって異なります。人事が直接選考し、直接フィードバックを返す仕組みかどうかを、導入前に確認することが大切です。
候補者本人が企業に直接、理由を聞いてもいいですか?
紹介会社経由で応募した場合は、紹介会社が窓口になるのが一般的です。候補者が直接連絡すると企業が戸惑うことがあるため、紹介会社から確認します。
まとめ:不通過理由は「先に頼み、すぐに、選びやすく」聞く
書類選考の不通過理由は、推薦時に先にお願いし、結果連絡の当日〜翌営業日に、選択肢で答えられる文面で聞くと返ってきやすくなります。もらった理由は求人ごとに記録し、お礼を返すことで、次の推薦の精度と人事との関係が積み上がります。
聞き方を工夫しても理由が返ってこない場合は、人事と直接やりとりできる環境を選ぶことが近道です。
人事と直接やりとりできる「Crowd Agent」の資料を見る(無料)

















この記事へのコメントはありません。