求職者から送られてきた履歴書・職務経歴書を、そのまま求人企業に提出している転職エージェントの方はいらっしゃいませんか?
レジュメの「質」次第で、面接に進めるかどうかが決まると言っても過言ではありません。また、書類は作り込むことで、通過率をぐんとアップさせることもできます!
本記事は、レジュメの作り込みについてお話させていただきます。
レジュメの添削すべき理由
作り込みの話に入る前に、まずはレジュメの添削についてお話します。添削については、すでに取り組んでいる転職エージェントも多いかと思います。
- 履歴書の写真の表情が暗い、写真が曲がって貼られている
- 誤字脱字が多い
- 数字を用いていない
例えば、同じスキルを持っている求職者2人から推薦があった場合、レイアウトや書き方で明暗が分かれることもあります。
不備や、スキルや経験がわかりにくいレジュメを送ると、求職者の選考通過に影響があるだけでなく、そのレジュメを提出した人材紹介会社への評価が下がることも。レジュメは必ず目を通し、不備がないかチェックをしてください。
▼レジュメの添削にポイントについてはこちらの記事にも取り上げております▼
レジュメを作り込む理由
次にレジュメのブラッシュアップについてご説明します。採用担当は、1日に何人ものレジュメに目を通しています。数多くのレジュメの中から会ってみたいと思ってもらわなければなりません。
採用担当が選考でみているポイントは、書類でも面接でも一貫して「入社後活躍できるイメージを持てるかどうか」。
書類を見ただけで、人事に活躍するイメージを持ってもらうためには、過去の経歴やスキルの中から、応募する企業の理念や募集要項にマッチする箇所を、アピールする必要があります。
求職者の自己理解/自己分析の支援
求職者にとって、「転職」はそう何度もあることではないため、自分を客観的にて経歴を魅力的に記載するのは、非常に難易度の高いことです。
多くの求職者の転職にかかわっているエージェントだからこそ、伝えられる求職者の強みを書類に反映しましょう。経歴を裏付けるエピソードの追加や、自己PR・転職理由のアドバイスを行うことで、書類の完成度がぐんとあがります。
推薦する求人によってレジュメを使い分ける
どの企業にでも推薦ができる、汎用性の高いレジュメを作り上げることも重要ですが、職種や企業の風土によってレジュメをカスタマイズすることも、作り込みには重要な要素の一つです。
営業経験者が、営業職の求人に推薦する際には、成果達成のエピソードの深掘りや、後輩の教育や売り上げ支援のエピソードなどを肉付けし、即戦力で活躍できる人材であることをアピールします。
また、営業職から人事へのキャリアチェンジの推薦であれば、面接の経験や説明会の企画運営など、職種未経験でも早期にキャッチアップできるスキルがあると、イメージできるレジュメにブラッシュアップすると、通過率も変わってきます。
合格のボーダーラインを通過テーブルにのせる
書類をみただけでは、合格ラインかどうか判断つきにくい方や、面接をするか迷う求職者でも、いざ面接をするとスキル以上に人柄が評価され、入社に至るケースもあります。
スキルだけでは、ボーダーラインにいる求職者を、面接に繋ぐためには、レジュメの作り込みは特に重要になってきます。
これまでの実績や、課題解決の手段、顧客とのエピソードなど魅力づけをし、採用担当に「スキルは読めないが会ってみたい」と思わせるレジュメを完成させましょう。
「入社後活躍できるイメージが持てる」レジュメを提出できるかどうかで、書類通過率が大幅にかわります。
業界平均約30%と言われている書類選考通過率を、50%をキープされているエージェントに、その秘訣についてインタビューしたので、ぜひご参考にしてください。
まとめ
今回はレジュメの作成方法についてご説明させていただきました。
特に中小の人材紹介会社は、レジュメを作り込みをするだけで、求人企業からも求職者からも評価が変わります。
大手が対応しきれない、手厚いフォローを行うことで他社と差別化をはかり内定を勝ち取りましょう!
中小の人材紹介会社は差別化も重要なものの、求職者の対応の比重を置くと求人開拓に工数を割くことができなくなるかと思います。限られたリソースの中で成果をあげるためには求人データベースの活用もオススメします。
クラウドエージェントでは8,000件の求人を、開拓することなくすぐに活用することができます。
RA業務は求人データベースを任せて、求職者のレジュメ作成にぜひ磨きをかけてください。
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