20代の求職者を探すにあたり、「AMBI」という人材プラットフォームが気になっている方も多いのではないでしょうか。
AMBIは、エン・ジャパンが運営する、20代から30代の中でも特にハイキャリアの求職者をターゲットとした人材プラットフォームです。「優秀な人材を獲得したい」「若い世代から求職者を募りたい」という企業から評価を得ています。
本記事では、AMBIの基本情報や特徴のほか、人材紹介会社が利用した場合、どのようなメリットがあるのか詳しく解説します。注意点やデメリットも紹介するので、AMBIを活用して事業の幅を広げていきたい方は、ぜひ参考にしてください。
- AMBIとは?
- AMBIの特徴
- 人材紹介会社がAMBIを活用するメリット
- AMBIのデメリットと注意点
- 人材紹介会社がAMBIを利用する際にかかる費用
- AMBIは人材紹介会社に役立つ人材プラットフォーム
AMBIとは?
若手の優秀な人材確保につながるとされるAMBIは、どのようなサイトなのか解説します。
若手のハイキャリア対象とした人材プラットフォーム
人材プラットフォームの1つであるAMBI(アンビ)は、「20代の若手かつハイキャリアを持つ求職者」を対象としたサービスです。
求職者側は完全に無料で利用できるものの、原則として「登録時の年収は400万円以上」という制限がかけられています。年収制限がかけられていることで、大手企業や専門性のある業種で経験を積んだ登録者が多く、登録者数は20万人を超えています。
そのため、AMBIでは優秀な若手の人材へ積極的に接触することができ、新規事業や新サービスへ挑戦してくれるような人材も直接探しやすくなっています。
また、掲載求人は「最低年収400万円以上、20代の若手を積極的に採用すること」が条件です。積極性のある若手が、よりレベルの高い仕事を探しやすいサイトといえます。
運営しているのはエン・ジャパン株式会社
AMBIを運営しているのは、2000年1月設立のエン・ジャパン株式会社です。ネットを通じ、人材紹介や社員研修、企業の人事向けの求人情報サービス、求職者向けの求人情報サービスなどをおもに手掛けています。
AMBIのほかにも、Webエンジニア向けの「エンジニアHub」や女性歓迎の求人のみを扱う「エン転職 WOMAN」といった、特定の職種や条件に沿った求人サービスを展開しています。人事向けサービスとしては、採用HPをゼロから製作できる「エンゲージ」など、転職支援サービスがあります。
サポート力や情報保護の面からも、信頼性の高いサイトといえるでしょう。
AMBIの特徴
多くの就活・転職サービスを手掛けるエン・ジャパンが提供するAMBIには、2つの特徴があります。
- 高収入の案件が満載
- 求職者は合格可能性を知ることができる
それぞれの特徴について、詳しく解説します。
高収入の案件が満載
AMBIの求人の特徴は、高収入の案件が多いことです。年収の最低額は400万円からとなっており、検索条件として年収5,000万円以上の条件も登録されていることから、他の転職プラットフォームでは見つからないような求人が見つかる可能性もあります。
国税庁が公表している「民間給与統計調査の概要」の、1年間を通じて勤務した給与所得者において、20歳から24歳までの平均年収は282万円、25歳から29歳では373万円となっています。つまりAMBIに登録されている求人は、20代の平均年収以上の案件が基準といえるでしょう。
求職者は合格可能性を知ることができる
「マイバリュー診断」は、登録された履歴書をもとに、転職エージェントや企業側が3段階評価で「合格可能性」を提示してくれるサービスです。求職者が求人の「興味あり」ボタンを押すことで、企業側が履歴書を閲覧できるようになり、その内容をもとに評価が後日送られてきます。
継続していくことで、自分がどのような企業から求められているのか、今の職歴だとどのような評価を得られるのかといった、リアルな市場価値を把握できる点はメリットといえるでしょう。
サイト内でたまるポイント機能とも連動しており、ゲーム感覚でサイトを利用できる仕組みが豊富に備わっているのも特徴です。
また、マイバリュー診断をはじめとするポイント要素は、人材紹介会社や企業側から見ると、対象となる求職者がどの程度AMBIを利用しているのかを判断する指標ともなります。ポイントが高い人ほど転職の意向も強いと考えられるため、求職者と企業側、双方にメリットのある仕組みです。
人材紹介会社がAMBIを活用するメリット
ハイクラス求人を求める20代の求職者にとってメリットの多いAMBIは、人材紹介会社が利用することで次の4つの利点が得られます。
- 効率よく求職者とコンタクトが取れる
- 自動通知サービスがある
- 求職者のアクティビティレベルで認識できる
- プラチナスカウトで会社の熱意を伝えられる
AMBIならではの機能も含めて、それぞれの利点を紹介します。
効率よく求職者とコンタクトが取れる
AMBIでは、スカウトメールに対する返信率が高いとは言えませんが、その後の面談率が97.4%と高く、効率よく求職者とコンタクトをとることができます。
登録ユーザー層のうち97%が34歳以下、平均年齢は28.2歳と若いことが、この理由の1つといえるでしょう。
コンタクトを効率よくとることができれば、求職者とのやり取りも早く進み、希少性の高いターゲットを早い段階で獲得できる可能性が高まります。
自動通知サービスがある
AMBIでは、スカウト条件を事前に登録すれば、自動で「新着人材」と「レジュメ更新人材」を通知する自動通知サービスがあります。
求職者の検索を毎回手動でおこなわなくとも、指定した条件に応じて常に情報が更新されるため、新鮮な情報を常に得られます。
スカウト条件にあてはまる求職者を探し出す手間と時間が省けるため、そのほかの業務に集中しやすくなるでしょう。
求職者のアクティビティレベルで認識できる
求職者のうち、スカウトメールを送る対象者を、次のようなアクティビティレベルに応じて振り分けることができます。
- 対象者のログイン頻度
- 履歴書の更新頻度
AMBIユーザーの中には、積極的な転職活動をおこなうわけではなく、あくまでも情報収集の一環として登録している場合もあります。
そこで、更新頻度の高いユーザーを対象にスカウトメールを送ることで、積極的な転職活動をしている求職者にメールを開封してもらいやすくなります。更新頻度が高いということは、それだけ頻繁にAMBIにアクセスし、日々何かしらの操作をしているためです。
プラチナスカウトで会社の熱意を伝えられる
スカウトには、求職者へ採用の熱意をより強く伝えられる「プラチナスカウト」という機能があります。プラチナスカウトは、履歴書に登録された「どのようなスキルに注目したのか」を求職者へ伝えられる点がメリットです。
スカウトした理由や熱意を明確に伝えられるため、面接率アップにも効果を発揮します。
通常のスカウトメールに比べると、プラチナスカウトはより熱意を持った内容だと求職者側に受け止めてもらえるため、内容をチェックしてもらえる可能性も高いためです。
AMBIのデメリットと注意点
人材紹介会社がAMBIを活用する場合、デメリットとして「今のところ使いやすさは不十分」である点が挙げられます。効果的に活用するには「スカウトメールの返信率が低い」点も考慮しておくことが大切です。
デメリットと注意点を詳しく解説します。
今のところ使いやすさは不十分
AMBIのサービス開始は2017年で、転職サイトとしては比較的新しく、サイト自体の使い勝手が不十分に感じられる可能性があります。たとえば、人材紹介会社が利用するにあたり、1つのターゲットリストは1つの検索条件にしか結びつけることができないため、管理が複雑になる点が挙げられます。
また、電話での問い合わせには対応していません。求職者側も企業側も、フォームかメールアドレスを通じて問い合わせる必要があります。
あわせて、求人条件が「年収400万円以上」という点もネックになる可能性があります。人材紹介会社として対応するエリアと、AMBIが扱う求人情報が合わない場合もあるためです。
そんなときは、豊富な求人を取り揃えている求人データベースを併用するのもよいでしょう。使いやすさを重視して転職サイトを選んでいる場合は、他サイトも検討したうえで選択するのがおすすめです。
スカウトメールの返信率が低い
AMBIでは、人材紹介会社から求職者へコンタクトをとることができますが、返信率は約5.67%ほどと、全体的に見ると高い数字ではありません。しかし、20代~30代のみを対象とした転職サイトの中では、比較的高い数字だともいえます。
そもそも、スカウトメールに返信が返ってこないのは何故でしょうか。理由として「釣りメール」と呼ばれる、転職エージェント側がキャリア面談をしたいがために送る、条件の良すぎるスカウトメールも存在することが挙げられます。
人材紹介会社が求職者へスカウトメールを送る場合は「釣りメールかもしれない」と警戒されたり、そもそもメールが多すぎて確認していなかったりすることを念頭に置いて、スカウトメールを送ることが大切です。
スカウトメールの返信率を高めるためには、次のような工夫が挙げられます。
- 求職者の情報に合う件名でスカウトメールを送る
- メールを送信した理由を伝える
- 自社が得意とする要素やジャンル、ポジションなどを伝える
- メールに反応してくれた場合にどのようなメリットを受けられるか伝える
- 起こしてほしいアクションを伝える
また、反応が良かったスカウトメールを再度検討し、改善を繰り返すことも大切です。
なお、AMBIではユーザー側が特定の企業や人材紹介会社に対し、職務経歴書を個別で非公開設定にすることができます。自社を非公開設定にされてしまうと職務経歴書自体を閲覧できないため、スカウトを送れなくなる可能性がある点にも注意しましょう。
人材紹介会社がAMBIを利用する際にかかる費用
AMBIの料金は成功報酬制であり、基本料金に採用成功時の報酬とオプション利用料が追加される仕組みです。詳しい内容は「参画のお問い合わせフォーム」から直接AMBIに連絡することで入手できます。
また、ほかのダイレクトリクルーティングが可能なサービスも比較したい場合は、「ダイレクトリクルーティングサービス徹底比較レポート2021」から検討してみてもよいでしょう。各サービスの強み・弱みをわかりやすく把握できるレポートになっています。
AMBIの利用を念頭に置いて詳しい情報を把握したい場合は、AMBIに直接問い合わせするのがおすすめです。サービス比較も含めて情報を知りたい場合は、「ダイレクトリクルーティングサービス徹底比較レポート2021」のダウンロードをしてみましょう。
AMBIは人材紹介会社に役立つ人材プラットフォーム
20代のハイキャリアを中心に利用者が集まるAMBIは、人材紹介会社にとって、上場企業出身者や専門性の高いスキル保持者、高いポジションを経験したことがある求職者を探せる人材プラットフォームです。
面談率も高く、通常のスカウトとプラチナスカウトを使い分けることで求職者に強く熱意を伝えることもできるため、うまく活用すれば人材紹介会社にとってメリットも大きいといえるでしょう。
人材紹介会社として、さらなるビジネス拡大や業務の効率化を図るなら、求人データベース「クラウドエージェント」の併用もおすすめです。経験豊富な候補者向けの求人にもすぐにアクセスでき、候補者の自動管理機能や急伸の管理機能、面談など進展管理をおこなう機能も利用できます。
人材紹介のノウハウを学べる動画サービスも提供されているため、ビジネス拡大を狙う方から、現状の業務に関する課題解決まで、幅広く支援してもらえるサービスです。まずは、資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。
▼求職者集客における勝利の方程式を大公開▼
こんなお悩みはありませんか?
- 求人開拓にかける工数がない…
- 法人営業(テレアポ etc)が難しい…
- 大手紹介会社に比べてブランド力が弱く集客が不安
- 人材紹介の基本を1から知りたい
そのお悩み、
クラウドエージェントが解決します!
創業18年で培った豊富なノウハウをご提供
- 登録求人数9,000件以上がすぐに使える!
- 7割がクラウドエージェント独自開拓の転載可能求人で集客に利用できる
- テクニカルサポートの対応満足度90%以上で安心!
この記事へのコメントはありません。