人材紹介事業はターゲットとする年収層により市場が大きく異なります。本記事では、年収別の人材紹介のマーケットについて、ご説明いたします。
人材紹介のマーケット市場の概要
人材紹介のターゲットについて、市場を年収別に3つのタイプに分けると、このような採用数と決定単価になります。
①若手ポテンシャル層 年収〜400万円 求人数が多く、決定単価が低い市場
ポテンシャル層とは、若手かつ未経験層がターゲットゾーンとなります。求人企業は、実務スキルや経験よりも、人物面で良い方を採用したいというニーズになり、求人要件も「経験○年以上」ではなく、「未経験可」「未経験歓迎」という条件になるので、候補者となりうる人材のターゲットは幅広いです。
また、人材紹介会社も、求人と人材のマッチングがしやすいので、求人企業への推薦数は多くなります。
求人企業は人物面の判断になるので書類通過数が高くなりやすいですが、書類選考から内定承諾までの通過率は低くなります。
この市場の最近の傾向は、人材不足から低単価の求人媒体で採用できずに人材紹介会社経由に切り替える動きがあるので、求人数は増えております。しかし、決定した際の単価は安く、成功報酬は年収の○○%ではなく、1人あたり50万円など、一定定価で設定されているケースもあります。
②経験者層 年収400〜700万円 採用数は比較的多く、決定単価はスタンダード
求人数と平均単価が比較的高いので、紹介会社としての市場が一番大きいゾーンになります。年齢層は若手〜からミドルマネジメントと広くターゲットとなる人材は多いですが、業界と職種によりセグメントされていきますので、○○経験必須や○○業界必須など経験ベースのマッチングになります。①より難しくなるのは、経験と人物の面両が企業から面接で見られるようになります。
この市場も今まで中途で採用をしていなかった大手日系企業が、人材不足、新卒採用で採用ができない、ミドルマネジメント層の人材が少ないなどの理由で、人材紹介会社経由で採用を新しく始めているので求人数は増えています。
③ミドルハイクラス層 年収700万円以上 採用数は少なく、決定単価は高い
日系大手企業のミドルマネジメント以上のポジションや外資系企業での採用ゾーンです。求人数とターゲットとなる人材は少ないですが、単価は高いです。例えば1000万の方を35%の成功報酬で入社が決まれば350万のフィーになります。人物面も見られますが、より経験ベースでターゲットが限定されます。例えば、●●業界で●●経験5年以上あり、5名以上のマネジメントをされていた方など。紹介する人材の業界に詳しくなければいけないので、この市場をターゲットとしている大手紹介会社は、業界別または職種別に組織を分けている企業が多いです。この市場は、現在では人材不足の中で更に人材が見つかりにくいので、候補者1人1人をしっかりグリップする必要があります。人材紹介でやりやすい点として、候補者が経験豊富なしっかりした転職の軸を持たれている方が多いので、転職活動中に考えがぶれることが少ないので、そういった面では選考は進めやすいです。
人材紹介の経験が少ない場合に取り組むターゲットは?
有料職業紹介事業は参入障壁が低い分、事業運営のハードルは高いです。人材紹介の経験が浅い方や初めて事業に携わる方が、いきなりミドル層を取り扱っても、業界理解・職種理解が浅く、スキルマッチングができないので、決定することは難しいでしょう。まずは、若手ポテンシャル層で経験を積み事業理解を進めた後に、徐々ターゲット層を上げていくことをおすすめします。
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